Wi-Fi 中継器
オリジナルな研究をやるということは、愚か者になることなの
です。諦めずにやり続けるのは愚か者だけですからね。・・
コケてもコケても大喜びできるくらい馬鹿でなければ、
動機だってもてやしないし、やり遂げるエネルギーも湧きません。
神は愚か者に報いたまうのです。
マーティン・ヘルマン;ホイットフィールド・ディフィー、ラルフ・マークルとともに1976年、暗号における鍵配送問題を解決した。
(サイモン・シン『暗号解読』新潮社2001年)
ありえないことをすべて排除したのちに残るものが、
たとえどんなにありそうにないことであっても、真実にほかならない。
シャーロック・ホームズ
(レナード・ムロディナウ『ユークリッドの窓』NHK出版2003年)
コロナ禍で、テレワークという方も多いかも知れません。
特にテレワークの為に、PC環境を再構築したわけではありませんが、我が家2階の自室にPC用のディスプレイを設置しPCを使っていました。
これまで夏冬は、ずっとリビングで過ごしていたので、自室を使うのは主に春秋でしたが、2階自室にPC環境を作ったので、夏冬になればPC(娯楽用)は自室で使うのが多くなります。
8月になって猛暑になると、リビングにも自室にもエアコンを入れドアを閉めなくてはなりません。
すると1階リビングに置いてあるルーターのWi-Fiが弱くなり、5段階の強度を示すインジケーターが1~2の強度にしかならず不安定な受信状態になってしまいました。
ルータは旧型なので、本当は2.4GHzだけでなく5GHzも利用できるものに買い替えたかったのですが、特に動画も問題なく見れるので、Wi-Fiを増幅できさえすればいいと思い、中継器としては「最強」と評判の「tp-link RE650」を購入しました。当然のことながらLAN工事をするほどの設備でもありませんので。
この中継器は5GHzにも対応しているので、将来ルーターを買い替えたときにも使えると選択しました。
中継器設置の概念図としては下記のようになります。
家のどこに設置するかは実際のWi-Fi受信状態をみて決めなくてはなりません。
コンセントのある2階廊下、又は自室になりますが、コンセントにつけると3㎝ほど出っ張ってしまうので、廊下の低い位置のコンセントに設置すると足に引っ掛ける恐れがあります。
選択肢は2つでした。
①受信状態で2階廊下でなければならないなら、延長ケーブルで電源タップを高い位置につけてセットする。
②自室でもWi-Fiを拾えるようなら、自室に設置する。
ブラウザで中継器のセッティングをして、2階で受信状態をチェックしたら、自室でうまくWi-Fiを拾えたので自室に設置することにしました。
しかし、これも分かっていたことですが、自室の2か所あるコンセントの一つは延長コードを一本出しているとはいえ本棚で隠れています。もう一か所にはセキュリティ装置の電波増幅器がセッティングされていて、どちらに接続するにしても延長コードを使わなくてはなりません。
中継機本体下部にコンセントがついていて、そのまま延長コードで電源を取り、どこかに置いておくにしては不安定な置物になってしまいます。
そこで、本体が梱包されていた頑丈な箱と内部包装を下側1/3ほどを切り取って、そこに延長コードを接続してとりあえず部屋に置いて使い始めました。
Wi-Fiのインジケーターは強度5を示し、安定してストレスなく使えています。こんなに改善するとは驚きました。これでルーターを替え、5GHzも利用出来たら文句なしでしょう。
そして、最近になってようやく延長ケーブルを新しくし電源タップを2個、ケーブルクリップなどを用意して、PC、ディスプレイの電源コード周りや、中継器の固定設置をして最終形にすることが出来ました。本棚の後ろのコンセントからはもう一本短い延長コードを出してプリンターやオイルヒーター用に使うことにしました。
※電源タップをつけるまでは机の下の床にケーブルが複数本乱雑に這っていた。
これから家を建てる人は、こうしたネットワーク設備を念頭に置いて工事をする時代になったのだと思います。大きな家ならば、2階や3階にLAN回線工事を予めしておくのがいいかも知れません。建物の構造によってもWi-Fiの強弱は異なってきますので。