遥かなる「知」平線

歴史、科学、芸術、文学、社会一般に関するブログです。

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

それぞれの遠野物語(NSPより)

遠くに望んだ山並みに白く靄がかかっている 街はくすんだ灰色に佇み、雪雲を吹き払った空だけが蒼い きっと雪国の山々は、重く白い世界に閉ざされているだろう 冷たい外気を断ったガラス戸のこちら側だけが優しい陽ざしに暖かい ルノアール 『イレ-ヌ・C・…

塩野七生 皇帝フリードリッヒ二世の生涯

すべては、あるがままに見たままに書くこと。なぜなら、この方針で一貫することによってのみ、書物から得た知識と経験してみて初めて納得がいった知識の統合という、今に至るまで誰一人試みなかった科学への道が開けてくると信じるからである。(フリードリ…