遥かなる「知」平線

歴史、科学、芸術、文学、社会一般に関するブログです。

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

歴史教師 ビン

生きとし生くる者みなすべて、歴史を知らねばならぬ。…正しく、…深く。…いついかなる時代に生くる者も、みな歴史上の一人にちがいないからである。 …おのれの歴史的な座標を常に認識する必要があるからである。 おのれがいったいどのような経緯をたどって、…

高杉晋作 「おもしろき人生」

新年、初出勤の朝、駅への道を歩いていた。その言葉は突然、頭の中を駆け抜けた。 『肥えた豚であるよりも、痩せたソクラテスであれ』 昔、東大の学長が、新入生か、卒業生に贈った言葉だったか。 ソクラテス BC469-BC399.4.27 えっ? 私は…

ハイゼンベルクの不確定性原理

文科系だったので量子力学の基礎すら学んだわけではありません。だから、こうした記事を書く資格もないと思うのですが、「隠れ」理科系としては、なんとも興味をそそる記事が先月出ていたので、1月22日の読売新聞からご紹介しましょう。 物理学には「原理…

トスカーナに生まれし天才

レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯 (1) 科学とは、現在または過去において起こりうる事柄を観察することである。先見とは、ゆっくりと変化していく事柄の知識である。(ダ・ヴィンチ) エトルリアの古都ヴォルテッラの廃墟とトスカーナの風景 1452年4月15日…