遥かなる「知」平線

歴史、科学、芸術、文学、社会一般に関するブログです。

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2012年マウリッツハイス美術館展(1)

実際に戦う者が、何が必要か決めねばならない。会計係の仕事は、それを予算のなかで実現できるよう知恵をしぼることだ。 確執は当然ある。が、決定を下すのは、実際にものをつくったりする者たちであるべきなのだ。 真に良質な人間たちは、自分たちが求めら…

フェルメール ディアナとニンフたち

苦しみつつなお働け。安住を求めるな。この世は巡礼である。(黒木ひとみさん20歳の時の言葉 宝塚月組) 艱難は忍耐を生み出し、忍耐は練達を生み出し、さらに練達は希望を生む(野阿 梓 『黄昏郷』 早川書房) 9月17日まで上野の東京都美術館で開催されて…

フェルメール 真珠の耳飾りの少女

いつのまにか 青い空がのぞいてる思いつめた黒い雲は 逃げてゆく君はどこで生まれたの 育ってきたの君は静かに 音もたてずに大人になった 白い膚が 光に触れ まぶしそう髪の色は 青い空に浮きたって燃える夏の太陽は そこまできてる君は季節が変るみたいに …

「常識」と「普通のこと」

みんな頭を痛めてるんなら、なぜ対策をとらない?だが、それが人間の性質というものだ。手遅れになるまで、だれも対策を講じようとはしない。 交差点の構造が問題になるのは、子供が事故死したあとと決まっている。(マイクル・クライトン 『プレイ』 早川書…