遥かなる「知」平線

歴史、科学、芸術、文学、社会一般に関するブログです。

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ミケランジェロ ピエタ

われらいずこより来たるや?われら何者なるや?われらいずこへ去らんとするや?(P・ゴーギャン 1848-1903 フランスの画家) (注1)ゴーギャンのこの題名の絵がアメリカ・ボストン美術館にある。 ケランジェロ・ブオナローティ 『ピエタ』 サン・ピエトロ…

赤色超巨星 ベデルギウスの近づく最後

この季節、まだ冬ほど星空は美しく輝かない。古来より、人間は星空を見上げてきた。 星空に、神話を写し込み、物語を語った。そして時に、常ならぬ流星雨や彗星、超新星の出現におののいた。 しかし一方で、星々を観察し、地球が宇宙の中心だというドグマか…

ダ・ヴィンチ チェチリア・ガッレラーニの肖像

「絵画」は一瞬のうちに、視力をとおしてものの本質を君に示す。(ダ・ヴィンチ) 7月17日に書いた記事、 monmocafe.hatenablog.com の中で私は、「肖像画においてダ・ヴィンチは、いきなり真正面から対象の本質を摘出する」と臆面もなく書いた。 実は、その…

Zero Fighter 地獄への使者

I saw two Zeros!And next second,I found myself in the fire.They were the angels of the hell to us. 私は2機の零戦を見た。その瞬間、私は炎に包まれてしまった。彼らは、我々にとって地獄への使者だった。(ニューギニアで零戦に撃墜されたボーイング…