遥かなる「知」平線

歴史、科学、芸術、文学、社会一般に関するブログです。

2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ダ・ヴィンチ モナ・リザ

第二のモナリザ(3) 見解は重要だ。原理は重要だ。言葉は重要だ。きみの言葉はなによりも重要だ。きみの言葉は、きみという人間なんだ。 これが最後の教訓だ、ジャック。きみはここに立脚しなければならない。トム・クランシ― 『いま、そこにある危機』 文…

第二のモナ・リザ(2)

「なあ、ユリアン、ものごとって奴は、最初のうちはなかなかうまく運ばないものでな・・・」 「時間がたつと?」 「だいたいは、もっとひどくなる」(田中芳樹 『銀河英雄伝説』 徳間書店) 前回に引き続き、『第二のモナ・リザ』に関係する人々の歴史的な動…

第二のモナ・リザ(1)

なぜ夢の中では、目が覚めているときに想像力によって見るよりも、はっきりと物が見えるのだろう(ダ・ヴィンチ) この話題も少し時間が経ってしまった。が、モンモとしては書かなくてはなりますまい。ダ・ヴィンチは連載中なので、『モナ・リザ』は最後のほ…

2012年ベルリン国立美術館展

人はみな生まれながらにして自由を求め、隷属を嫌う。(カエサル「ガリア戦記」) 自由を愛する者は、ごくわずかしかいない。 大半の者たちは、 公平な主人を求めているにすぎない。(サルスティウス「歴史」) 先にベルリン国立美術館展のフェルメール『真…