遥かなる「知」平線

歴史、科学、芸術、文学、社会一般に関するブログです。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

竹内洋 大衆の幻像

「教養とは、また節度であります(福田恆存)」声高に迫る品のない自己主張は、相手を動かすことはできない。自己満足にすぎないことが多い。教養ある人だけが節度をもった自己主張ができる。(竹内洋『大衆の幻像』中央公論新社) 毎朝、新聞のTV番組欄を見…

ジョエル・ディケール著 ハリー・クパート事件

人生は長い転落のようなものだ。だからいちばん大事なのは、負けることを恐れないことだ。 いいかマーカス、自由とは、そして自由への渇望とは、自分との闘いだ。・・・自由とは一瞬一瞬の勝負のことだが、それをわかっている人は少ない。 難しい選択を迫ら…

「20・30」は実現可能か

思慮が足らず、底が浅く、将来の展望などなにも考えないままに、いつもその場しのぎで現在の問題を糊塗しようとする。これは倒産の危機に瀕した企業の典型的な思考パターンなのかもしれない。だが、・・・そんな考えかたはとんでもない災厄に通じる。(マイ…