遥かなる「知」平線

歴史、科学、芸術、文学、社会一般に関するブログです。

2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

クリスマス 月と星への祈り

記憶の空へ(「はてな」Ver.) 身を切られるような北風の中を歩いていた目を細めて見上げた都会の夜空は澄んでいたに違いない星は見えなかったが、三日月の脇に金星が輝いていた あの時も、三日月と金星だった またクリスマスの日がやってくる必ず巡ってくる…

アンティキテラの歯車

ギリシャ人がその知識をさらに進歩させていたら、産業革命は千年以上早く起きていただろう。(米国・SF作家 アーサー・C・クラーク) この機械に類した物は、ほかのどこにも残っていない。私たちが理解していたヘレニズム期の科学技術の水準からすれば、…

質量の起源 ヒッグス粒子の発見

LHCでの実験は、ほぼ確実に、標準モデルの先の物理についての手掛かりとなる清新な性質をもった粒子を発見するだろう。 ・・・ひょっとしたらカルツァ‐クライン粒子、すなわち余剰次元を横断する粒子が現れてくる可能性もある。リサ・ランドール 『Warped Pa…

12月最初の会議が始まる前に

書き留めよ。議論したことは、風の中に吹き飛ばしてはならない。(ガリレオ) モーリス・ユトリロ 『サン=リュスティック通り、モンマルトル』 1948年頃 12月になると、いつもあっと言う間に時間が過ぎてしまいます。12月1日に、こんなちょっとした「人畜…