遥かなる「知」平線

歴史、科学、芸術、文学、社会一般に関するブログです。

2011-04-30から1日間の記事一覧

ハプスブルク家 その栄光と悲劇

西欧の王室は、ローマ滅亡の原因となったゲルマン民族諸族の有力な一族が、近隣の豪族を併合しつつ、且つキリスト教と結びついて、支配勢力を伸ばしてきたことにその基盤がある。 一族の勢力を万全のものにするために、他のより勢力のある一族と婚姻関係を結…

難問中の難問 「リーマン予想」に挑む天才たち

随分前に、NHKスペシャルで、リーマン予想についての放送があった。見ようと思っていて逃し、会社の同僚にに話したら、BSハイビジョンで再放送やるよと教えてくれた。さすが数学科出身だけあって、興味があって見ていたらしい。 「1、2、3、5、7、・・…

ユリウス・カエサルの「ルビコン」

人間は、見たい現実しか見ないものだ。 人はみな生まれながらにして自由を求め、隷属を嫌う。(ユリウス・カエサル) (カエサル像) 2010年10月3日15時、その劇は、主人公が暗殺される場面から始まった。「終わり」から「始まった」のである。 カ…