遥かなる「知」平線

歴史、科学、芸術、文学、社会一般に関するブログです。

パソコンの新環境構築

チューリングは、伝説によれば、
「物理的なコンピューターがものを考え、
人間のとらえどころのない知能を物質的な形で表現することができるか」
という問いを立てた。

・・・

「機械はものを考えることができるか」・・・
人間と会話して、
これは人間なのだと思い込ませることが出来れば、イエス
そうでなければ、ノーだ
アラン・チューリング

(デイヴィッド・バーリンスキ『史上最大の発明アルゴリズム早川書房2001年)

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勝間和代さんが、パソコンが好きな理由を、以前こう述べていたのを読んだことがある。パソコン(コンピューター)は「自分を拡張してくれるから」と。

先輩のFさんは、携帯電話が世に現れた時、「これはコンピューターだ」と言った。そして、コンピュータの特質は「計算が速いこと」「大量に記録できること」だから、今に人間の脳にこれらのチップを埋め込んで、人間はサイボーグになると予言した。

人間がサイボーグになるにはまだ時間がかかりそうだが、仕事でも趣味でも、コンピューター(パソコン)は人間の能力を「拡張してくれる」ことはその通りだと思う。

そしてパソコンや周辺機器の進展があって、40年前に比べれば、身の回りの情報環境も様変わりしたと思う。これらの機器が一般に普及して、自分にあった環境を構築することが出来るようになったと言っていい。

筆者の場合2台のパソコンがあって、一台目は15.6型(Win8.1)、二台目は13.3型(Win10)。一台目はディスプレイとバッテリーに問題があるのだがまだ十分稼働する。
今日的なパソコン周辺機器を利用してこの一台目のパソコンを利用しやすい環境に構築したのでご紹介しましょう。

【PC使用上の問題点】
①「一台目のPC(PC1)」(Win8.1)のディスプレイが左上1/8~1/6くらいの範囲で黒い横線が多数入り、画面が見ずらくなった。
②パソコンPC1のバッテリーがもう交換時期を過ぎていてバッテリー稼働時間がほぼ無くなった。
③ディスプレイ及びバッテリー交換を行う費用が高額。
④パソコンPC1の主な用途は、画面が15.6型と大きいので、ネット動画や囲碁ソフトに使用し、また約1,500曲以上の音楽を納めているので、「娯楽サーバー」「音楽サーバー」とでもいうべきものになっている。
従って、ディスプレイは大型がよく、「二台目のPC(PC2)」(Win10)は13.3型の個人情報管理用なので全面的に移行するとディスプレイも小さくなり、音質も悪くなる。
⑤約1,500曲の音楽を聴くとき、プレイリストに曲を組み込んで連続再生する分には、ディスプレイはほとんど見ない。画面を見るのは、YouTubeからダウンロードした音楽動画を見るときくらい。なので、PC1のスピーカーでも悪くはないのだが、「音楽サーバー」を言うならもう少し音質のいいスピーカーにしたい。。
Win8.1は2023年1月にサポート終了となるが、それまで3年弱使えること、サポート終了してもローカルに使う分には問題ないので、ダウンロードした動画、音楽、囲碁ソフト、などに継続使用可能。
Win8.1のサポート終了後は、ネット動画はPC2で観ることになるが、音質と画面の大きさの2つの問題をクリアーしなければならない。
⑧台風などの災害時、停電になると固定電話、ネットワーク機器(光回線終端装置、ルーター)も使用不可になり、バッテリーのないPC1は使用不可。PC2もネットに接続不可。携帯の充電もできない。

【問題の解決方法】
①PC1のディスプレイの替わりに、モニターを用意する。
画面の小さいPC2でも使用することが出来る。
②PC1をモニターに接続して「音楽サーバ」として使うときには、PC1のディスプレイは閉じておけばいいが、操作する時にはまた開けてキーボード&マウスの操作をしなければならないので、ディスプレイを閉じたままで操作できるキーボード&マウスを別途用意する。
③PC1のディスプレイを閉じてしまえば、スピーカーもくぐもった音になり「音楽サーバー」としてはいささかレベルダウンするため、もう少し音質のいいスピーカーを用意する。これは音質の悪いPC2でも使用することが出来る。
④PC1のバッテリーは、災対時のネットワーク機器にも使えるように比較的容量の大きいモバイルバッテリーを用意する。が、これは後順位としていい。

【機器構成上の要件】

①機器が複数になるので、接続コードが増えないように極力コードレスにする。
②音楽を聴きながら、何か別のことをしている場合は、PC1「音楽サーバー」の位置は変えずに、スピーカーのみ持ち運びできるようなものにする。
③モニターを使えば、PC1のディスプレイは閉じるので、場所を取らないようにする。

【実際の構成図】
上記要件を満たし、問題を解決するための機器構成を下記のようにした。

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将来、図の破線部分をバッテリー給電とすることで、電源ケーブルを不要にする。
この部分がコードレスになる予定。

実際の設置状況は下記のようになった。

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(注)PC1は、パソコンスタンドに立ててモニターの左後ろに置いてある。

【今後の予定】
比較的容量の大きいモバイルバッテリーを2個用意する。
平時は主にPC1とサウンドバーに使用し、これらの電源コードをなくし、機器のそばに置いて給電する。
停電時、一台はネットワーク機器(光回線終端装置、ルーター)、固定電話に給電し、もう一台はPC2予備、携帯充電用にする。(PC1は娯楽用なので停電時は使わない)

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