遥かなる「知」平線

歴史、科学、芸術、文学、社会一般に関するブログです。

誰にでもよくわかる証明問題

高校の頃、数学の参考書に『よくわかる数学』シリーズというのがありました。
(歳がばれちゃいそうです!)

友人が、「よくわかる」というから買ってみたけど、「よく分からなかったぞ」という。
モンモは、「誰にでもよくわかる」とは書いてない、と言ったら、
友人は、「・・・・」。

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ニュートン『自然哲学の数学的諸原理』

 

ある問題の「誰にでもよくわかる」証明をご紹介しましょう。

お友達に、試してみて下さい。きっと尊敬されます。(多分)

【問題】
「0.9999・・・」=「1」は、本当かウソか(真か偽か)証明せよ。
(補足)
「0.9999・・・・(9が無限につづく)」という数と、
「1.0000・・・・(0が無限につづく)」という数は等しいか否かという問題です。

【証明】
S=1.0000・・・・とおく。(A)
(A)の両辺を3で割ると
S/3=0.3333・・・・

上記の式の両辺に3をかけると

S=0.9999・・・・となる。(B)

(A)と(B)より、
S=1.0000・・・・=0.9999・・・・

となるから
「0.9999・・・」と「1.0000・・・」(=「1」)は等しい。

(証明終り)

どうでしょう、これなら自信をもってお友達に教えられるのではないでしょうか。

S=0.9999・・・・とおく別解もあります。
これはそれぞれ皆さんで、試してみて下さい。
ヒント;両辺に10をかけるところから始めます。