遥かなる「知」平線

歴史、科学、芸術、文学、社会一般に関するブログです。

金沢再訪(1)

旅をしよう。

見聞はそれぞれの日常を相対化し、
肥大化した自己を小さくしてくれる。

それが世界を広げるということであり、
常識が非常識かも知れぬと思わせてくれる機会となる。
(モンモ・カフェオーレ


会社の上司と金沢を訪れてから10年以上がたっている。
再訪した金沢は、まるで最初に訪れた街とは別の街と思うほど洗練された街になっていたように思う。一言でいえばクール。

3月に北陸新幹線が開通し、平日にも関わらず観光客で賑わっていたから、休日や連休ならもっと混雑しているのだろう。
前回はパートナー会社であるP社での仕事が終わって一泊した翌日が休日だったから、「市内観光でも」と観光バスに乗ろうと振り返れば、P社のミウさん、サトさんと我が上司のヤナギさんがニコニコと佇んでいる。

「ん?」と、顔で問いを発すると、ミウさんが、
「あ、ハイ、ヤナギさんと私たちは、ゴルフへ行きますので、モンモさんにはその間市内観光をして頂いて、昼過ぎにまた落ち合いましょう」
「え!?」
「それでは、行ってらっしゃいませ」

と、年の頃60過ぎとおぼしきおばさま達の乗客の中に、スーツ姿のモンモ一人が押し込まれたのでした。それはそれは楽しい時間?をおばさま達と過ごさせて頂きました。

今回は新幹線ー北陸本線で近くを訪れた日の翌日、金沢市内を巡ったので様子を少しご紹介いたしましょう。

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金沢駅前)

駅前のホテルに荷物を預けてから、左回り周遊バス(500円で路線バスも乗り降り自由)に乗る。「近江町市場」で昼食の後、「長町武家屋敷」へ。あいにく雨が降ってきて思うような写真が撮れずに「21世紀美術館」へ。
レアンドロ・エルリッヒ「スイミング・プール2004」が見たかったのですが、メンテナンス中ということで見ることができませんでした。それでもリアルなおばあさんの造形物が観光客のなかに自然に佇んでいたり、庭の造形物も現代美術らしい景観を見せています。

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(21世紀美術館)

美術館から歩いて「兼六園」へ。金沢のシンボル的な庭園なので、さすがに手をかけて整備されています。

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兼六園と寄観亭のお団子

そして金沢城
以下は政治の中心である二の丸を守る五十間長屋の写真ですが、戦う目的で造られている頑丈で無骨なそして実用的な構造物になっています。

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あいにくの雨で傘をさしながら撮った写真ですのであまりよく撮れませんでした。悪しからず。