遥かなる「知」平線

歴史、科学、芸術、文学、社会一般に関するブログです。

「だからダメ・・・なの?」

長くサラリーマンをしていると、数えきれないほど会議をしていると思う。
シリアスな雰囲気の中にも、こんな場面がある。
ちょっとホットするこんな会議や、あんな会議をご紹介しましょう。

 

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【登場人物】

モンモ;一応・・A社の責任者
タカ;モンモの部下、A社のリーダー。いつもモンモと言い合っている。
ヒロ;B社の責任者
エヌ;大手ベンダーC社の責任者
総勢15名

 

あるプロジェクトで、一年半後の新システム稼働について、
スタートする業務レベルをどう設定するかを打ち合わせていた。
いつものように、C社の提案にたいする、モンモとタカのいつもの内輪もめから会議は始まった。

モンモ;「それは、いきなり始めるのはリスクが高いのではないか。
     文化・意識を変えることなので、業務が回らなくなる恐れがある。」

(次第に強い口調になりながら)
タカ;「これは、会社の根幹の仕組みなので、最初からきちんと始めないとずっと
    出来なくなってしまう。これまでと同じで、何も変わらないじゃないですか。
    そんな志の低いこと言っててどうするんですか、だからダメなんだ!

と、とうとう怒ってしまった。

(動じないで、淡々と)
モンモ;「それは、経営の意志の問題だろ。意志ががブレなければ問題ないよ。
     始めから大きなリスクはとれないだろ。
     何かい?私は守旧派かい?」

     ・・・・

論議が続く。B社メンバー、目を白黒。ヒロもどうとりなしていいか戸惑い気味。
モンモとタカの向かい側に座っていたエヌの顔が、二人が発言するたび、モンモとタカのほうを行き来する。

モンモ;「じゃあ、エヌさんはどう考えますか? 」 
エヌ;「そうですね・・、やっぱり、いきなり初めから始めるのは、
    かなりハードル高いんじゃないでしょうか」

(モンモすかさず、発言者のエヌを指差して、タカの演技)
モンモ;「そんな志の低いこと言っててどうするんですか! だからダメなんだ!

(爆笑)

フフフ・・・、これは上手くいったぞ。
と一人ほくそ笑んだことでありました。